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命式のしくみ

韓国のサジュ:四柱推命の、韓国での呼び名と習慣

サジュ(사주、四柱)は、韓国で四柱推命を指す言葉です。生まれた年・月・日・時を干支2文字ずつ、計8文字(팔자、八字)で表して読む仕組みは日本の四柱推命や中国の八字と同じで、違うのは用語や時刻の扱い、よく話題になる星といった習慣です。

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サジュ(사주)とパルチャ(팔자)という言葉

사주(サジュ)は漢字で「四柱」、팔자(パルチャ)は「八字」です。『韓国民族文化大百科事典』は、人を一軒の家にたとえ、生まれた年・月・日・時をその家の4本の柱と見るので사주と呼び、十干と十二支から2文字ずつ、全部で8文字で表すので팔자とも呼ぶ、と説明しています(사주 E0025957)。日本の国語辞典も四柱推命を「生まれた年・月・日・時を四本の柱とし、それぞれの干支からその人の運命を占う法」と説明していて、指しているものは同じです(コトバンク)。

韓国語の日常会話では、팔자は「持って生まれた巡り合わせ」くらいの意味でも使われます。「팔자가 좋다(パルチャがいい)」は、楽な暮らしをしている人への半分冗談のひと言です。四柱推命でいう팔자は、この慣用句よりずっと具体的で、暦から計算した8つの文字のことです。

同じ百科事典は、こうして立てた사주にその人の運命が込められていると見る考え方を명리(ミョンニ、命理)と呼んでいます。日本の辞書は、四柱推命を中国で宋代に大成されたといわれる占いとしています。日本では、桜田虎門の『推命書』(文政元年〈1818〉の序、国立国会図書館サーチ)が、中国の命書『淵海子平』を紹介した最初期の本としてよく挙げられます。

命式の例

架空の例(1990年2月6日 午前9時15分、東京生まれ)の命式です。右から3列目が日柱「壬寅」で、その天干の壬(陽の水)が日干(日主)です。サジュでも日干を「自分」を表す文字とし、ほかの文字はすべて日干との関係(通変星)で読みます(通変星の出し方)。

表の見方の要点は3つです。上の段(天干)と下の段(地支)の8文字が命式の本体、「通変星」と「蔵干通変星」の行は日干壬から見た関係、「十二運」の行は日干が各地支でどんな段階にあるかを表します。蔵干(지장간)は地支の中にしまわれた干で、並べ方や採り方が流派によって違うため、表どうしを見比べるときにずれが出やすい部分です(蔵干の表と並び順)。

命式の例:架空の例(1990年2月6日 午前9時15分、東京生まれ)
時柱日柱月柱年柱
天干乙(陰の木)壬(陽の水)戊(陽の土)庚(陽の金)
通変星傷官日干(自分)偏官偏印
地支巳(み)寅(とら)寅(とら)午(うま)
蔵干(余気・中気・本気)戊・庚・丙戊・丙・甲戊・丙・甲己・丁
蔵干通変星偏官・偏印・偏財偏官・偏財・食神偏官・偏財・食神正官・正財
十二運絶(切り替えの速さ)病(感受性)病(感受性)胎(アイデアの多さ)

韓国・中国の命式表と同じく、右から年柱・月柱・日柱・時柱の順に並べています。架空の生年月日で、実在の人物ではありません。

用語対照表:日本語・韓国語・漢字

韓国のサジュは、日本の四柱推命と同じ漢字の用語を韓国語読みで使います。韓国ドラマや韓国のアプリで出てくる言葉は、ほとんどこの表で置き換えられます。

サジュの基本用語
日本語韓国語読み(カナ)漢字
四柱推命・命式사주팔자・사주 원국サジュパルチャ・サジュウォングク四柱八字・四柱原局
日柱일주イルチュ日柱
日干(日主)일간イルガン日干
十干・十二支천간・지지チョンガン・チジ天干・地支
五行오행オヘン五行
通変星십성・십신シプソン・シプシン十星・十神
蔵干지장간チジャンガン支藏干
十二運12운성シビウンソン十二運星
空亡공망コンマン空亡
大運・年運대운・세운テウン・セウン大運・歳運
相性궁합クンハプ宮合
万年暦만세력マンセリョク萬歳暦

日本の四柱推命との違い

計算の土台(十干十二支、60干支、立春で年が変わり節入りで月が変わること)は共通です。違いは主に次の点です。出典で確かめられるものは出典を、よく見られる習慣にとどまるものは「よく見られる習慣」と書いています。

  • 時刻の扱い:韓国の標準時は日本と同じ東経135度(UTC+9)ですが、朝鮮半島の中ほどを通る経線は東経127度30分で、太陽の動きで決まる時刻は時計より30分ほど遅れます(経度1度あたり4分)。韓国は1954年に東経127度30分を標準子午線とし、1961年に東経135度へ戻しました(시법 E0032366)。この差を理由に、韓国の万歳暦アプリや鑑定家には時刻の区切りを30分ずらし、子の刻を23時30分〜1時30分とするところが少なくありません(정해 만세력 8강)。時計どおりの区切りを使う人もいて、統一されたルールではありません。当サイトは出生時刻を時計の時刻のまま計算し、この30分の補正はしていません(命式の計算ルール)。
  • 誕生日の暦:韓国では今も陰暦(음력)で誕生日を覚えている人がいます(よく見られる習慣)。当サイトの入力は陽暦(グレゴリオ暦)なので、陰暦の誕生日は、韓国天文研究院の음양력 변환などで先に陽暦に直してから入力してください。
  • 神殺(신살)の人気:도화살(桃花殺)や역마살(駅馬殺)といった神殺の名前が、韓国では日常の話題や芸能ネタとしてよく使われます(よく見られる習慣)。『韓国民族文化大百科事典』の사주の項目も、十二神殺(십이신살)を推命で見る要素の一つとして挙げています。当サイトでは、判定ではなく民俗的なラベルとして扱います。
  • 相性(궁합):結婚前に二人のサジュを見る궁합は、韓国の伝統的な婚礼の手順の一つでした(下の「今の韓国でのサジュ」を参照)。
  • 呼び名:「通変星」は韓国では십성・십신と呼ぶのが一般的です。日本の「印綬」は、韓国では정인(正印)と書く解説が多い一方、『韓国民族文化大百科事典』の사주の項目は인수(印綬)と書いていて、呼び方は一つではありません(通変星の韓国名)。

朝鮮王朝の記録に見るサジュ

朝鮮王朝(1392〜1910年)には、天文や暦を扱う国の役所「観象監(관상감)」があり、その職員は天文学・地理学・命課学(명과학)の3分野に分かれていました(관상감 E0004874)。

命課学の職員を選ぶ技術官僚の試験「陰陽科(음양과)」では、『袁天綱』『範圍數』などと並んで『徐子平』が試験の書目に入っていました(음양과 E0043029)。徐子平は命理家の名で、明代の命書『三命通會』の「子平説辯」は、本名を徐居易(子平は字)とし、唐の李虚中の術を受け継いで手を加え、納音ではなく五行を主にした人物として紹介しています(三命通會 巻七)。

王朝が実際にサジュを見た記録もあります。1515年、中宗は、候補として名が挙がった4人の娘の八字を、宮中で命課学に推算させました(中宗実録 1515年)。王妃選びの候補とされる娘たちですが、記録には結果は書かれておらず、占いで王妃が決まったとは言えません。

一方で、国家の関心には限りもありました。1797年、観象監の提調(長官格の役職)が「『徐子平』と『範圍數』はどちらも命を推す本で、もともと吉日を選ぶ仕事とは関係がない」として、試験の本を『袁天綱』と『協吉通義』に差し替えるよう願い出て、正祖はこれを認めました(正祖実録 1797年)。王朝の命課学にとって本来の仕事は日取り選びで、個人の命を推すことは中心ではなかった、ということがうかがえます。

今の韓国でのサジュ

韓国では、新年に一年の傾向を見たり、友だちと「재미로(おもしろ半分で)」見たりと、サジュを気軽に楽しむ場面をよく見かけます(よく見られる習慣)。

記録に残る使い方としてよく知られているのは相性、궁합です。『韓国民族文化大百科事典』によると、婚礼の手順の中で新郎側から生年月日時を書いた「四柱単子(사주단자)」が届き、新婦側は日取りの吉凶を占わせる際に、あわせて二人の궁합も見させました。十二支で見る「겉궁합(表の相性)」と、五行で見る「속궁합(内の相性)」があるとされます(궁합 E0006817)。

ソウルの占いカフェやアプリ、テレビ番組でもサジュはおなじみで、2026年にはKorea Timesが、サジュや巫俗をテーマにした娯楽番組のブームを取り上げています(Korea Times)。何人がサジュを見ているかという信頼できる数字は見つからないので、ここでは数字は挙げません。

四柱推命でわかること・わからないこと

命式そのものは暦の計算なので、同じ設定で計算すれば誰がやっても同じ8文字になります。読み方は解釈で、流派によって重みづけが違います。

「四柱推命は膨大なデータにもとづく統計だ」という説明を見かけることがありますが、そうしたデータが集められたことを示す資料は見当たりません。四柱推命が出来事を予言できることを示す根拠もありません。当サイトでは、命式を自分のくせを考えるための、少し変わった「ことばの道具」として扱っています。

  • わかる(と伝統的に言われる)こと:決め方、踏み出し方、待ち方、人との距離のとり方といった傾向。
  • わからないこと:何が起きるか、誰と結婚するか、寿命、投資の結果。
  • 医療・法律・お金・心の悩みは、それぞれの専門家に相談してください。

ホランのサジュ部屋での読み方

当サイトでは、命式はプログラムで計算します。立春と節入りの瞬間、出生地のタイムゾーン、夜0時の日付の切り替え、蔵干の表など、計算の決まりはすべて公開しています(命式の計算ルール)。

無料の命式に出る短い文は、あらかじめ用意した文をプログラムが命式に合わせて選んだものです。鑑定書の文章は、架空のトラ「ホラン」の語り口で、AI(Claude)が計算結果と当サイトのルールをもとに書きます。ホランとカササギのカチは、韓国の民画「까치호랑이(カササギとトラ)」から着想した当サイトのキャラクターです(ホランとカチの話)。娯楽と、自分をふり返るための読み物です。

よくある質問

サジュと四柱推命は同じものですか?

はい。計算の仕組みは同じで、韓国語での呼び名がサジュ(사주)です。違うのは用語や、時刻の扱い・神殺の人気といった習慣です。

韓国語で四柱推命は何と言いますか?

사주(サジュ)、または사주팔자(サジュパルチャ)です。学問的な言い方では명리(ミョンニ、命理)とも言います。

韓国の四柱推命の「動物」とは何ですか?

生まれ年の地支の動物、韓国語で띠(ティ)のことです。日本と同じ12の動物ですが、亥は猪ではなく豚です(韓国の十二支)。命式の8文字のうちの1文字にあたるもので、サジュの中心は動物ではなく日干です。

出生時間がわからなくても見られますか?

見られます。生年月日だけで年柱・月柱・日柱と日干がわかります。時刻がないと時柱は出せず、節入りの日の前後の生まれは月柱が、真夜中近くの生まれは日柱が、設定によって変わることがあります。

陰暦の誕生日しかわからないときは?

当サイトの入力は陽暦(グレゴリオ暦)です。韓国天文研究院(KASI)の음양력 변환などで陽暦に直してから入力してください。韓国と中国の陰暦は、年によって1日ずれることもあります(韓国と中国の旧正月)。

サジュは宗教ですか?

いいえ。暦にもとづく占いの伝統で、教義や礼拝はありません。当サイトでは、娯楽と自分をふり返るための読み物として扱っています。

出典

  1. 韓国民族文化大百科事典「사주(四柱)」E0025957
  2. コトバンク「四柱推命」(デジタル大辞泉・改訂新版 世界大百科事典ほか)
  3. 国立国会図書館サーチ『推命書』3巻(桜田虎門、序末「文政紀元冬十月」)
  4. 韓国民族文化大百科事典「시법(時法)」E0032366(韓国の標準子午線の変遷)
  5. 정해 만세력 初級講座8「십이지지와 하루의 시간」(韓国の時刻補正と子の刻)
  6. 韓国天文研究院(KASI)「음양력 변환」(陰暦・陽暦の変換)
  7. 韓国民族文化大百科事典「관상감(観象監)」E0004874
  8. 韓国民族文化大百科事典「음양과(陰陽科)」E0043029
  9. 『三命通會』巻七「子平説辯」(明・萬民英、四庫全書本、ウィキソース)
  10. 朝鮮王朝実録 中宗10年(1515)11月18日条
  11. 朝鮮王朝実録 正祖21年(1797)11月12日条
  12. 韓国民族文化大百科事典「궁합(宮合)」E0006817
  13. Korea Times(2026年3月4日)サジュ・巫俗をテーマにした番組ブームの記事

このページについて

掲載した出典と当サイトの計算プログラムをもとに、AI(Claude)を使って書いています。ホランとカチは架空のキャラクターで、出来事を予言する内容ではありません。命式の計算ルールはこちら。

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