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命式のしくみ

五行バランス:命式の木・火・土・金・水を数える

五行バランスは、命式の文字を木・火・土・金・水に分けて数えたもので、蔵干まで数えるか、どう重みをつけるかで結果が変わるため、まず「どの方法で数えたか」を確かめることが大切です。また四柱推命で「自分の五行」といえば、ふつうは生まれ年の五行ではなく日干の五行を指します。

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五行と相生・相剋

五行は木・火・土・金・水の5つで、『韓国民族文化大百科事典』は、人の暮らしに欠かせない5つの元素として説明しています。四柱推命で大事なのは、その5つの間の関係です。相生は「木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を生む」、相剋は「木は土を、土は水を、水は火を、火は金を、金は木を剋す」という関係です(오행론 E0038603)。

同じ百科事典によれば、秦の時代以降、四季の順序や方位、体の器官、色・におい・味にまで五行が当てはめられるようになり、朝鮮半島には三国時代に陰陽五行説が伝わりました(음양오행설 E0043032)。五行の色は韓国で「オバンセク(오방색、五方色)」と呼ばれ、チョゴリの색동(セクトン)の縞や、建物の丹青(단청)にも使われています(색 E0027476)。

五行の対応表
五行韓国語十干季節方位色生む相手剋す相手
木목甲・乙春東青(청)火土
火화丙・丁夏南赤(적)土金
土토戊・己各季節の終わり(土用)中央黄(황)金水
金금庚・辛秋西白(백)水木
水수壬・癸冬北黒(흑)木火

季節・方位:음양오행설(E0043032)、土の季節はコトバンク「土用」(日本大百科全書)。色:색(E0027476)。相生・相剋:오행론(E0038603)。

「自分の五行」は2つある

生まれ年の下1桁でわかるのは「年の干」の五行です。ただし四柱推命の1年は立春から始まるので、1月や2月初めの生まれは前年として数えます。たとえば1990年1月20日生まれは、下1桁の0だけを見れば金の年ですが、立春前なので年柱は前年の己巳で、土の年になります。

四柱推命が読むのは日干の五行です。架空の例(1990年2月6日 午前9時15分、東京生まれ)なら、年の干は庚(金)ですが、日干は壬(陽の水)です。日干は10日ごと、年の干は10年ごとに巡るので、2つが一致するのはたまたまです。

生まれ年(立春から数えた年)の下1桁と年の干
下1桁年の干五行陰陽
0庚(かのえ)金陽
1辛(かのと)金陰
2壬(みずのえ)水陽
3癸(みずのと)水陰
4甲(きのえ)木陽
5乙(きのと)木陰
6丙(ひのえ)火陽
7丁(ひのと)火陰
8戊(つちのえ)土陽
9己(つちのと)土陰

四柱推命の1年は立春(2月4日前後)から始まります。1月1日や旧正月ではありません。

同じ五行でも陰と陽で違う

五行はそれぞれ陽と陰の2つの干を持ちます。よく使われるたとえでは、甲は大樹・乙は草花、丙は太陽・丁はともしび、戊は山・己は田畑の土、庚は鉄や斧・辛は宝石や細い刃、壬は大河や海・癸は雨や露です。

同じ「水」の日干でも、壬は広く動く水、癸は静かにしみこむ水として読まれます。五行だけでなく陰陽まで見ると、日干の読みはぐっと具体的になります。

日干から見た五行の役割

日干の五行が決まると、ほかの五行の役割も決まります。日干が木なら、火は自分が生むもの(食傷)、金は自分を剋すもの(官)です。日干が金なら、同じ火が官になります。これが通変星の考え方の土台です(通変星とは)。

日干の五行から見た、ほかの五行の役割
日干の五行比劫(同じ)食傷(生む)財(剋す)官(剋される)印(生んでくれる)
木木火土金水
火火土金水木
土土金水木火
金金水木火土
水水木火土金

生まれ月の季節と五行の強さ(旺相休囚死)

五行の数とは別に、伝統的には「生まれた季節にどの五行が勢いを持つか」も見ます。春は木、夏は火、秋は金、冬は水が盛んで、土は各季節の終わり(辰・未・戌・丑の月)に割り当てられます。古典の『三命通會』も、金・木・水・火は四季にそれぞれ72日ずつ旺じ、土は四つの季節の終わりに18日ずつ旺じる、という説を引いています(三命通會 巻二)。

日本の暦の雑節「土用」も、この考え方から来ています。四季に木・火・金・水を当て、各季節の終わりの18日あまりに土を当てたもので、立春・立夏・立秋・立冬の前のそれぞれ18日間を指します(コトバンク「土用」)。毎年の土用の入りは、国立天文台の暦要項にも雑節として載っています(国立天文台 暦要項 2027)。この例の命式は月支が寅なので春の生まれで、木が「旺」の季節です。数の上では同じ1つでも、季節に合った五行は強く、合わない五行は弱く読むのが伝統的な見方です。

季節ごとの五行の強さ(旺相休囚死)
季節(月支)木火土金水
春(寅・卯)旺相死囚休
夏(巳・午)休旺相死囚
土用(辰・未・戌・丑)囚休旺相死
秋(申・酉)死囚休旺相
冬(亥・子)相死囚休旺

旺=季節と同じ五行、相=季節が生む五行、休=季節を生む五行、囚=季節を剋す五行、死=季節に剋される五行。相生・相剋の関係から機械的に出しています。

数え方は1つではない:3つの方法を比べる

五行の数え方は、見えている8文字だけを数える方法、蔵干まで全部数える方法、蔵干に重みをつける方法などがあり、どれを使っているかを書いていないサイトも少なくありません。同じ命式でも、方法によって数字はこれだけ変わります。

当サイトの無料命式は、五行の数には①の数え方(天干と各地支の本気を1つずつ)を、通変星のグループの強さには③の重みを使っています(命式の計算ルール)。無料命式は生年月日だけで出すので、時柱のない6文字で数えます。

同じ命式を3つの方法で数えた例:架空の例(1990年2月6日 午前9時15分、東京生まれ)(乙巳・壬寅・戊寅・庚午)
数え方木火土金水
① 見えている8文字だけ32111
② 天干+蔵干をすべて1つずつ34521
③ 当サイトの重み(天干と本気は1.0、余気・中気は0.3)32.62.21.31

地支は本気の五行で数えます(本気の五行は、その地支自身の五行と同じです)。

多い・少ない・0の五行の読み方

この例の命式は、見えている8文字に五行がすべてそろっていますが、8文字しかない以上、どれかの五行が0になる命式はめずらしくありません。ただし日干の五行は、日干そのものが1つ数えられるので、0になることはありません。伝統的には、0の五行は「自然には出てこないもの、人や環境から借りるもの」として読まれます。欠点として直すものではありません。

多い五行は、その性質が出やすい傾向として読みます。ただし日干にとってその五行が何にあたるか(通変星のグループ)で意味が変わるので、五行の数だけで性格を決めつけることはできません。

足りない五行は補うべき?

五行の偏りを体調と結びつけたり、足りない五行をラッキーカラーや持ち物で補うよう勧めたりするサイトもあります。当サイトはそうした読み方をしません。色や小物で暦の計算は変わりませんし、健康については医師に相談するのがいちばんです。

四柱推命の伝統の中にも、偏りを整える要の五行(用神)を考える流派はありますが、その選び方は流派によって違い、当サイトの読みでは用神を決めていません。

韓国での呼び方

韓国語で五行は오행(オヘン)、木・火・土・金・水は목・화・토・금・수と読みます。韓国のサジュアプリでは、五行の数をグラフで見せるものがよくありますが、ここでも数え方はアプリごとに違います。

よくある質問

五行バランスの調べ方は?

命式の8文字を五行に分けて数えます。蔵干まで数えるか、重みをつけるかで結果が変わるので、比べるときは数え方をそろえてください。

五行が0(ない)とどうなりますか?

5つの五行を多くても8文字で分け合うので、1つ2つが0になる命式はよくあります(日干の五行だけは0になりません)。伝統的には、人や環境から借りるものとして読み、悪い判定とはしません。

足りない五行は補うべきですか?

当サイトでは勧めていません。ラッキーカラーや持ち物で命式は変わらず、体調の相談は医師にするのが確かです。

相生・相剋とは何ですか?

相生は木→火→土→金→水→木と生み出す関係、相剋は木が土を、土が水を、水が火を、火が金を、金が木を剋す関係です。

自分の五行は生まれ年で決まりますか?

生まれ年でわかるのは年の干の五行です。四柱推命で「自分の五行」というときは、日干の五行を指すのが一般的です。

出典

  1. 韓国民族文化大百科事典「오행론(五行論)」E0038603
  2. 韓国民族文化大百科事典「음양오행설(陰陽五行説)」E0043032
  3. 韓国民族文化大百科事典「색(色)」E0027476
  4. 『三命通會』巻二(明・萬民英、四庫全書本、ウィキソース)
  5. コトバンク「土用」(日本大百科全書ほか)
  6. 国立天文台 暦計算室「令和9年(2027)暦要項 二十四節気および雑節」

このページについて

掲載した出典と当サイトの計算プログラムをもとに、AI(Claude)を使って書いています。ホランとカチは架空のキャラクターで、出来事を予言する内容ではありません。命式の計算ルールはこちら。

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