乙巳(きのとみ)の日柱:初夏の藤
日柱が乙巳(きのとみ)なら、僕の部屋では「初夏の藤」。乙は陰の木で、まっすぐ伸びるより、何かに絡んで登っていく草花やつる。巳は蛇、夏の始まりで、暑さと一緒に花が一斉に開く季節だ。五月の藤は許可なんて取らない。気づけば棚ごと、藤のために作られたみたいな顔になっている。会議も旅行の計画も、人の予定も、あなたはこれをやる。しかも、けっこううまくいく。
乙巳のおもしろさは、見せることにエネルギーを使うところ。木が火を生む組み合わせだから、力が外へ、会話や魅力やセンスへ流れやすい。このページで何度も聞くのは、部屋で直接聞くのと同じ質問。登っている先は、本当に行きたい場所? それとも、日当たりがいいだけ?
この日柱の風景
乙は陰の木。つる、花、草のように、しなやかに支えへ巻きつく植物だ。巳は十二支の六番目、蛇。立夏から芒種の前まで、だいたい五月上旬から六月上旬で、暦の上で夏が始まる時期。蔵干は丙(本気)・庚・戊で、乙から見ると丙は傷官、庚は正官、戊は正財になる。木が火を生むのは、花が咲くことに自分を使う姿。そして中に隠れた庚は、乙と干合する相手。つるが、自分の棚をポケットに入れて歩いているようなものだね。
強み
- 数秒で場の空気を読んで、誰にも押しつけずにムードを変えられる。
- 傷官らしい、鋭くて笑える言葉選びで、アイデアを人の記憶に残せる。
- どんな枠組みにもなじみながら、ちゃんと自分のスタイルに見せられる。
赤ペンを入れたいクセ
- はっきり頼む代わりに魅力で誘導して、何がしたかったか誰にも伝わらず寂しくなる。
- 観客のためにひと夏咲き続けて、自分のぶんを残し忘れる。
- 自分で選んだ場所より、手近で頑丈なものに登ってしまうことがある。
恋愛
恋愛の乙巳は、よく気がついて、遊び心があって、相手に「選ばれた」と感じさせるのがうまい。日支は配偶者の座と読まれる場所で、そこに乙の干合相手の庚が隠れている。だから、決断が早くて段取りがよくて、少し厳しめの相手に惹かれやすい。それ自体はすてきなこと。ただ、相手の枠に合わせて自分を変形させすぎることもある。友達でも趣味でも土曜日でも、自分だけのものをひとつ残しておいて。根のあるつるは、選んで絡んでいる。根がないと、ただの見栄えのいい寄りかかりになっちゃうよ。
仕事
仕事では、傷官と正官が同じ支の中にいるのがポイント。ルールのどこがおかしいかは全部見えているのに、その中で動くやり方も知っている。企画、編集、デザイン、営業、教える仕事など、人を動かす言葉が効く場所で力を出しやすい。正財が、納期や数字への現実感を足してくれる。落とし穴は、魅力で根回しした成果の名前だけ、ほかの人に持っていかれること。スライドには自分の名前を入れて。藤は、藤であることを隠さない。
伸びしろ
昔の四柱推命の書には、夏の木は水を欲しがるとある。それが、あなたの伸ばし方のヒント。あなたは話す、咲く、見せる、で動いている。満たしてくれるのは、もっと遅くて静かなもの。本、スマホを置いた散歩、盛り上げなくていい友達。必要になる前に、予定に入れておいて。もうひとつは、まっすぐ言うこと。みんなを木曜に誘導する代わりに「木曜がいい」と言う。素直な一言で、半分の手間で同じ結果になることは多いよ。
よくある質問
乙巳の「傷官」って、名前が物騒だけど悪い星?
名前が大げさなだけ。傷官はルールに押し返す食傷の星で、表現、批評、職人気質、もっといい言い方を口に出したくなる衝動を表す。乙巳では日支の本気がこの傷官だから、表現することが初期設定になりやすい。刃のついた才能であって、警告じゃないよ。
乙巳と相性がいいのは、どんな日柱?
伝統的な組み合わせでいうと、日干の乙は庚と干合し、日支の巳は申と支合する。だから庚や申を持つ命式とは、自然に引き合う感じが出やすい。巳と亥は冲で、ぶつかりやすい組み合わせ。ただ、相性は良し悪しの判定じゃなく、二人のクセがどう噛み合うかの話だよ。
自分の日柱が乙巳か、どうすればわかる?
ホランのサジュ部屋のトップページで生年月日を入れれば、無料の命式がブラウザの中で日柱を出す。生年月日は保存も送信もされない。出生時刻は任意。足すと時柱が埋まって、真夜中近くの生まれなら日柱の確認にも役立つよ。乙巳と出たら、このページはあなたの話。
乙巳の話はここまで。で、あなたのは?
生年月日さえあれば、日柱も命式の残りも出せる。無料だし、計算はあなたのブラウザの中で済むよ。
生年月日だけ。登録は不要です。