虎HORAN’Sソウル、夜更けのサジュ部屋
日柱 52/60・陰の木・卯(うさぎ)

乙卯(きのとう)の日柱:春の野のつる

ドアを蹴破る人がいる。乙卯は、柵のすき間を見つけて、そこから育つ。六月には、柵のほうがつるに支えられている。韓国のサジュでは을묘(ウルミョ)、六十干支の52番目。陰の木の上に陰の木、ほかに何も混ざっていない、六十の中でもかなり一途な組み合わせだ。

実際にはこう出やすい。「だめ」と言われても言い返さない。うなずいて、待って、少しやわらかくした案を持って戻ってくる。で、木曜には「いいよ」になっている。周りは「おっとりしてる」と言う。表面はそう。中身は、グループでいちばんしつこい。いいところは、誰も押し倒さないこと。光のほうへ伸び続けるうちに、部屋のほうが並びを変える。気をつけたいのは、方向を確かめないまま、住むつもりのなかった場所まで伸びていくこと。

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きのとう春の野のつる

この日柱の風景

乙は陰の木。草、花、つる、折れるかわりにしなう緑のすべて。卯は兎で、啓蟄から清明まで、だいたい3月上旬から4月上旬の仲春を表す。春分と日の出の時刻を含み、木の気がいちばん満ちる季節だ。卯の蔵干は乙ひとつだけで、日干と同じ。だから日干は自分の根に立っていて(建禄)、柱は上から下まで木だけ。中に火も土も金も水もない。ほかの五行は、命式の残りの柱から借りるしかない。

強み

  1. どんな場にもなじんで、いつの間にか少しだけ自分の色にしている。
  2. 声の大きい人があきらめたあとも、騒ぎ立てずに続けられる。
  3. 相手に必要なものを押しつけがましくなく読み取るから、人は思った以上に「いいよ」と言ってくれる。

赤ペンを入れたいクセ

  1. 「なんでもいいよ」と言いながら、あとで計画ごと静かに組み替えがち。
  2. 相手の予定に絡みつきすぎて、自分の時間が締め出されることがある。
  3. はっきり断ったほうが親切な場面で、黙ってフェードアウトして、沈黙に言わせてしまう。

恋愛

配偶者の座とされる日支にいるのは比肩。だから恋人には、まず仲間であってほしいタイプ。下で守られるより、並んで育ちたい。気が利いて愛情深く、小さな好みまで覚えている。気をつけたいのは、溶け合いすぎること。一人に巻きつききったつるは、自分がどこで終わるのかわからなくなる。自分だけのものを一つ残しておいて。友達でも、習い事でも、土曜の朝でもいい。そのほうが関係に持ち帰れるものが増える。それと、欲しいものは、全部を組み替える前に口で言おう。

仕事

力ずくより、人とのつながりと根気で前に進む仕事で伸びやすい。顧客対応、コミュニティづくり、関係性で育つ仕事全般。止まった案件を、誰も試さなかった角度から動かすのも得意だ。落とし穴は、流れてきた仕事を全部拾ってしまうこと。断るのが、茎を切るみたいに感じるから。そのうち予定表がジャングルになって、夜11時に鉈を振っているのは自分。今期登りたい壁をひとつ決めて、ほかの壁はむき出しのままにしておこう。

伸びしろ

古典は、春の乙が求めるものを二つ挙げる。花を開かせる太陽と、根を潤す雨。太陽は丙の火で、乙から見て傷官、口に出す力。雨は癸の水で、偏印、一歩引いて充電する力。だから両方を練習して。一日一回、包まずに言う。「今回はやめとく」「窓側の席がいい」。それと、返信しながらの休憩じゃなく、本当の休みを取ること。まっすぐな道のほうが、案外やさしいよ。

よくある質問

乙卯が「純粋な木」と言われるのはなぜ?

中にほかの五行が入っていないから。天干の乙は陰の木で、卯の蔵干も乙だけ。たいていの柱は二つ以上の五行が混ざるけど、これは混ざらない。芯がぶれにくく、やわらかいのに止まらない、という形で出やすい。そのぶん、バランスは命式のほかの柱が決める。

甲寅と乙卯はどう違う?

どちらも木の上に木が乗る日柱で、六十干支では隣同士。甲寅はまっすぐな大樹で、陽の木、ひとりで伸びる。乙卯はつるで、陰の木、障害物や人のあいだを縫って伸びる。片方は風を突っ切り、もう片方は風がやむのを待って、また登り始める。

日柱を調べるのに、出生時刻は必要?

いらない。日柱は生年月日だけで決まる。ホランのサジュ部屋のトップページで生年月日を入れれば、無料の命式がブラウザの中で計算して日柱を出してくれる。出生時刻を足すと時柱がわかる。日付そのものに影響するのは午後11時〜午前0時生まれの場合だけで、日付の切り替えは自分で選べるよ。

乙卯の話はここまで。で、あなたのは?

生年月日さえあれば、日柱も命式の残りも出せる。無料だし、計算はあなたのブラウザの中で済むよ。

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